「いやぁ、楽しかった」

「僕は虚しいよ…お財布すっからかん…」


あれから数時間。風介くんと南雲くんのオタク話も落ち着き、お開きになった。僕の全額負担には軽く泣きそうになったが、南雲くんが楽しそうにしているのが何よりだ。


「南雲、君家はどっちだ」

「駅の南口だけど」

「ならば私と一緒だな、士郎は北口だろう?」

「うん、じゃあここでお別れだね」

「ああ」

「じゃあな、吹雪」



はじまる





 

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