「あー、あー…とりあえず、じろちゃんそろそろ試合じゃなかった?戻らなきゃいけないから戻りなよ」


「花子ちゃんと一緒じゃなきゃ戻らない」


「え?どういうこと?


「……とーにーかーく、行こ!花子ちゃん!忍足も!」


「何や俺ついでみたいやん…」


じろちゃんの圧力に負け、私はそのままじろちゃん達に引っ張られるようにして引きずられていった。




……凛と裕次郎の視線が痛い!痛いよぉおおお!何なの、この板挟み!練習試合しにきただけなのに…!








「……なあ、凛…」


「ん?」


「……花子、あんなとこにいるって思うと…可哀想さー」


「………だーるなぁ(そうだな)」


「助けてあげのみぐさぁーい(助けてあげたい)……」


「……………」








- 61 -


70
[*←] | [→#]


人気急上昇中のBL小説
BL小説 BLove
- ナノ -