「あーん?好きにすればいいじゃねぇか。集合時間だけは守れよ」
跡部に相談したところ、うざそうな目をした跡部は"お前なんかにかまってられるか"みたいな顔をして即座にOKをだしやがった。
「うそーん!マネージャーが比嘉中の見知らぬ男子と沖縄巡りしてもいいっていうの?!」
「……はぁ?何がいいたい」
「だーかーらー、私のこと心配してくれないの?」
「しねぇよ。何自惚れてんだ」
「あんたに言われたくないんだけど…!もし、万が一襲われた場合どうするの!」
「……万が一、いや、億分の一の確立で襲われたとしてもお前ビンタだの蹴りだの技使えんだろ。心配するまでもねぇ」
……酷い。なんてこった。日頃の私の行いが悪かったのか…。もっと乙女らしくしていればまだ大切な扱いされてたのかもしれない。なんて思っても、やっぱりこの扱いってないよね。どんだけ私のこと心配してないんだ。
跡部さ、マジで一回田んぼに落ちればいいのに。
「……分かったわよ!どこへなりとも行っちゃうからね!後から心配しても遅いんだからね…!」
「あーあー。分かったから、さっさと戻れ、雌豚」
「誰が雌豚?!」
「じゃあ奴隷だな。奴隷、うちわを使って俺様をあおげ」
「っは、誰g「権力を握っているのを誰だか忘れたか?」……うぅ、分かりました。あおげばいいんだろ、あおげば!」
ムッキー!次ドリンクつくる時、跡部のやつにだけタバスコいれてやる…!
私は樺地からうちわをかしてもらうと、跡部をあおいだ。誰が好き好んでこんな奴隷みたいなことしなきゃならないんだ。…屈辱。
忍足と岳人あたりがこっちを指差してぎゃーぎゃー笑ってる。マジではっ倒したい。