「しゅっしゅーぽっぽーしゅっしゅーぽっぽー」

「しゅっしゅーぽっぽーしゅっしゅーぽっぽー」

「ちんちんこっこーちんちんこっこー」

しゅーぽっぽ



「あれ、何か今一つおかしくなかった?

「あぁー、確かにおかしかったなぁ。」

「ほんま…誰や、ちんこ言うて電車ごっこ穢しとんのは。」

「「って、お前やろーがああっぁぁあ!」」

ユウジと同時に回し蹴りをすると、
白石のわき腹にクリーンヒット。

お陀仏です、白石。

一生起き上がってくるな…!


「神聖なる電車ごっこ穢しやがって!
 よし、ユウジ。続きしよ!」

「えー、まだするん。
 俺ええ加減飽きたで…」


「やーるーのー!」

最近私とユウジは、
部活の合間の時間に電車ごっこをするのが流行りだったりする。

――っていっても、
小春が試合とかしていないとユウジは私と遊んではくれないみたいだけど。


「しゅっしゅーぽっぽー、あたまーはげろー」

「っぶ。お前、テンポにあわせて歌うなや!」

「いいじゃん!ユウジもやろうよ、
 つまらなかったほうが負けね!」

「……しゃーないなぁ。」

そういって、私たちは電車ごっこの真似をしながら対決をすることになった。
――周りから見たら、
どんだけ馬鹿な光景なんだろうなー。



「しゅっしゅーぽっぽー、小春ー好きやー

「うわ…!電車ごっこを告白の材料に使うなよ!」

「ええやんけ!ほら、花子やで!」

「お、おう!」

えーっと、えーっと。



「しゅっしゅーぽっぽー、白石ーはげろー

「お、ええなあ。
 しゅっしゅーぽっぽー、白石ー帰れー

「ユウジもなかなか!
 しゅっしゅーぽっぽー、白石ー失せr「お前ら黙ってきいとれば、俺の悪口いうとるやないか。」

「「ぎゃー!」」

思わずユウジと2人で抱き合ってしまう。



「お前ら…相当、俺の毒手が見たいわけやな?」

ブンブンブンッ。

2人で同時に首を横にふる。

「花子はいつもハゲろハゲろ言うから分かるけど――。
 ユウジ。お前もなんやな?」

「い…いや!それは、
 思わずノリで――」

「許さへんで、お前らああぁぁあぁぁぁぁぁぁああぁぁ!」


「「っぎゃああああああ!」」




その日、
私とユウジが白石の毒手によってボコボコにされたのは言うまでもない。




―――――
★あとがき

ユウジ夢というか、白石&ユウジ夢に近いかも。
まあいいんだ。

どっちも好きだからいいんだ。




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