「保健室の先生がな、足くんどったら最高やな。」

ごめん、何の話しかわかんない。

保健室の先生


「せやから、足の話しやん。」

「いやいやいや。どうでもいいから部活もどれよ、お前。」

そんなことをいうが白石はめげずに私の隣でうんたらかんたらと保健室の先生についての話しをしてくる。
っわー…うとい。

もうどうしようか、これ。

「――でな、せやから網タイは…って、花子きいとった?」

「え?聞いてた聞いてた、たい焼きの話しだっけ?

「って、アホかぁあああぁぁ!

白石が私の額にむかってチョップをしてきた。
あでっ!

手加減なしってどうですか、こんちきしょー…!


「でな、まあ網タイの話しからや。」

「うわ、戻った。」

「網タイはあの黒と黒の間から見える肌色。
 あれがセクシーすぎや!
 あかん、おれのエクスタシー超えとるで!」

「あぁ、そうですか。よかったですね。網タイ。」

「おう、せやからな!花子も履けばええとおもうで!

「って、アホかお前はー!」

そういって、ばこーんと頭を殴った。


「あだっ!」

「この制服で網タイっておかしいだろ…!」

おかしい。おかしすぎる…!
四天宝寺ってだけでおかしいのに、
網タイってもっとおかしい…!


「……なんやねん、花子は男のロマンがわからへんなぁ。」

「わからんわい。っていうか、
 あんた――もしかして網タイのために保健委員会入ったの?

「せやで?悪いか。」

そういって、堂々と胸を張る白石。
――もういいよ。
お前神だよ、網タイ好きなの分かったからいい加減部活戻れよ。



「…でな、網タイ+黒のパンツのコラボはあかんで。」

「知らんわぁぁぁああぁああぁ!いい加減、帰れええぇええ!」



白石は、とにかく保健室の先生とかの話しになると熱い。



「(…網タイ、花子が履いたらええと思うえんけどなあ。冗談なしで。)」

「(網タイとか、SMプレイしかでてこないなぁ。)」



―――――
★あとがき

下ネタというかやや下ネタというか。
これぐらいちょろいひとにはちょろいんじゃないでしょうか。

主人公が保健室の先生ネタで
かいてもいいな…とか思いました。

はい。まあ…そうなったら、
きっと白石は高校生設定。
中学設定じゃ年の差が…。笑



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