◎粉薬が飲めないヒロインと飲ませようとする忍足。




『嫌だ』


「せやから、」


『嫌だって言ってんじゃん。絶対やだ』


「……あのな、」


『やだ。やだったらやだ!』


「お前は子供か!ええ加減諦めて飲まんかい!」


『やだ!やだ、やだやだやだ!ちょ、どこ触っとるんじゃゴルァアアアアア!お回りさん!ここに変態が!変態がいます、幼女暴行罪です!』


「どこに幼女おんねん。っていうか、口開けんかい」


『むー』


「むーやなくて開けんかい。小癪な」


『むー』


「(こうなったら…)くらえ!こちょこちょや!」


『っぶ!あっはっは!』


「(今や!)」


『んぐっ?!』


「ほら、水や水」


ゲホッ!……おぇええええええ!』


「って、粉薬全部吐き出したんかい!何でそないに粉薬に対して拒否反応がでんねん!」


『げほげほ…いや、マジで無理なんだよ。体が受け付けないんだよね』


「はぁ…そんなこと言うてたら、風邪治らんで」


『だってー……』


「……っていうか、飲めんのなら初めから粉薬もらってくるなや」


『医者のおっちゃんに、"錠剤はさっき切れたんだよねー粉薬で我慢してね"って言われたんだよ、死の宣告だよね』


「……お前とおると、何かアホらしなってくるわ」



粉薬VS






「(しゃーないから親父に頼んで錠剤でも貰ってみるわ)」


『(ナイス忍足パパン!愛してる!)』


「(こういう時だけ調子のるな、アホ)」




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テーマ「人外ファンタジー」
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