ここからはもっ●学園祭の王子様ネタになります。ゲーム未プレイの方は注意してください。なお、ヒロインの性格がかなり変わっているので注意。)




「なぁ。田中は山吹の誰かと俺が試合でもし当たったら、
 どっちを応援する?」

もちろん山吹。

お前少しは悩めや。

――まあ、山吹中のこいつが俺らを応援するなんて
敵を応援するようなもんやしな。

期待したらあかんのやった。

どっち応援?


「――…決勝で会えたら、いいね」

「なん。急にそんな顔してどないしたん」

「っやー、別に。
 全国大会のこと考えたらこんな顔になるんじゃい。」

そういって、田中がぷいっとどっかを向いてもうた。
…決勝で、戦おう。

そんなこと、口でならいくらでも言える。

――でも、実際に
本当に戦うことなったらどうする?

…俺は、お世話になった山吹中に本気をだすことなんて出来るんかいや。

仲がいいからこそ、
相手のことを思うと勝敗を決めるのは辛い――。


「あ、いっとくけどさ」

「ん?」

「私達は負ける気ないよ」

「………」

「だからさ、」

そういうと、花子がこっちを振り向いた。


「――…全力でかかってこい、白石!」

「……あ、あぁ。せやな…っ」


あ、何か一瞬こいつに見とれてもうた俺がアホやないか。




「(…全国大会、かぁ。
 この学園祭が終わって田中とお別れ思ったらまた会えるもんなぁ。

 そう思うと不思議やなぁ、人と人の縁って)」


……まあ、もし俺たちと山吹が戦うこととなったら
絶対こてんぱんにやっつけたるねんけどな!



「よっしゃ、田中!もんじゃ焼き頑張ってつくるで!」

「……白石、もんじゃ焼きの作り方知らないんじゃん。

「う…うっさ!千石君にきくわ、ボケェッ!」




―――――
★あとがき

山吹と四天宝寺がもしも戦ったら
どっちを応援する?てきなことを
白石がいってましたね。

――白石ぃぃいいい!

お前健気だな、おい!


白石を応援したくなる台詞でした。




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