ここからはもっ●学園祭の王子様ネタになります。ゲーム未プレイの方は注意してください。なお、ヒロインの性格がかなり変わっているので注意。)




「白石って、ボーカルユニット組むんだって?」

「おっ。覚えとってくれたん?
 せやで、俺はうた歌って女の子にもてるんや!」

欲が見え見えですよ、白石君。

美しさは罪



ボーカルユニットかぁ…。
他に千石・佐伯君、不二君とかがいるんだっけなあ。

それに加えて白石って…。

女子が発狂する姿が頭の中で想像できてしまう。


「――イケメンばっかだね。」

せやで。

「否定しろよ。」

……すっかり否定する気のない彼。
まあ、自称イケメンの名は確かに分かるんだけどさ。

この性格がもう最悪だよ。悪に満ちてる。


「せやかて、俺の美しさはもう罪やで?
 もうみんなが羨ましがっとるわ。

 特に銀さんとかが一番な」

「アホ、石田君だって髪の毛伸ばしたらかっこよくなるよ。」

「――なん、俺より銀さんがええんか?!」

そういって妙にくいついてくる白石。
――まあ、髪の毛伸ばした石田君なんて想像できないんだけどさ。


「うん。私は白石より石田君が好き」

「ガビーン!
 何や…俺の、上が…こんな身近におってんな……。」


そういうと、
白石は涙を流しながらテーブルの下に体育座りして座り込んでしまった。


本当うとい。っていうか、作業の邪魔じゃボケェッ!」

ドガッ!

いだ…!手加減なしかい、われぇ!
 今の俺の心は折れとんねんぞ、慰めろや!」

「めんどくさい。」

「うわーん。」

「泣いても可愛くない。」

「どついたろか。」


そんなことを言い合っていると、
ガチャリと扉が開く音がした。


――あ、千石だ。



「あ、田中さんと白石君じゃん。
 どうしたのー2人して?」

「いや、まぁいろいろとね。」

「せやで、裏的なことしててんで。

「アホか――!」

ドガッ!

そういって、白石の尻を思い切り蹴飛ばす。

あ、いい音した。



「〜〜っ、痔になるやろーが!」

「痔になったら私が介護してあげるからむしろ痔になりなよ。

「田中にだけは絶対介護されたないわ!」



「は…あはは、2人とも本当に仲がいいんだね」




「「仲よくなんかない(わ)!!」」


「(いやいや…息ぴったりだから…。)」



―――――
★あとがき

主人公と白石がこんなやりとりしてたら萌ゆるのに。

でもこんな主人公じゃ
学園祭は崩壊するんだろうなぁ。

ってなことで、ゲームの主人公はおしとやかで可愛いと思います。GJ。





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テーマ「人外ファンタジー」
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