(※黒●事という漫画についての内容です。分からない方もなんとなく分かるようにかきますが、管理人のつたない文章ではちっとも理解できないかもしれないのでご了承ください。)
「花子さん。」
「んぁ?」
「…………セバスチャンって、かっこええっすよね…?!」
爛々と目を光らせて私に上目遣いを使ってくるこの少年に、正直鳥肌が立った。
黒●事
「え…?あ、う…うん……。」
「なんやその目。引いてますやろ。」
「そそそそんなことないよ!うん。」
引くっていうか…財前が目を輝かせていることが気持ち悪かっただけなんだ。ごめん、財前。
っていうか、唐突な話題に私も頭が真っ白けになりそうだ。……あ、そういえば財前はかなりのアニメオタクなんだっけ…。
そういえば、この間間違えて財前のロッカー開けちゃったんだけど中から美少女のフィギュアが落ちてきたんだ。いや、きっと気のせいだ。
あれは夢だった。そうでしょ、神様。
………夢だと言ってくれええぇぇえェェ!神様ああっぁぁあ!
「まあええっすわ。……それより、花子さんはセバスチャンとシエルどっち派?」
「どっち派も何も漫画の中身知らないし。」
「じゃあ俺が貸します。」
「いらんがな。」
「っは、これやからそんじょそこらのじゃじゃ馬は…。」
「じゃじゃ馬って…。」
「じゃあ馬の骨。」
「財前明日からおやつ抜きね。」
「あぁぁあぁぁ、冗談やって…!まあおもろいんで花子さんも見てください。」
「いや、だから――」
「絶対見てくださいよ?」
そういって、何故か黒●事の漫画を持っていた財前が無理矢理私に漫画を押し付けてくる。
……漫画なんて読んでる暇ないっつーの。
適当にパラパラよみしてかえしちゃおーっと。
「……まあ、ありがとう。」
「よんでくださいね。」
「わかってるってー。」
.
..
...
★夜中★
「(ぎゃあぁぁぁあぁっぁあ!シエルぅうううう!あああああ、そこでセバスチャン、紅茶、紅茶あぁぁぁあぁぁあぁぁあああ!
私シエルの飲んでいるティーカップになりたい、ゲホゲホ。)」
.
..
...
★次の日★
「っで、花子さんどーでした?」
「どっぷりはまりました。ちょ、この漫画凄い面白いね、財前ナイス!」
漫画をよむのに徹夜するはめになった私。……漫画恐るべし、っていうかもう私は執事中毒なんだ。
こんな執事がいたら、絶対惚れちゃうだろーなー。
「財前が私の執事になってくれたらこれだすよ、これ。」「先輩…汚いっすわ。その親指と人指し指で銭つくって不適な笑み浮かべるのやめてください、ほんま。」
財前が私に対して軽蔑した目で見てきたのは間違いだと思いたい。うん。
―――――
★あとがき
自分はグレル派です。オカマモエダナー。