1/7

※ゲームのネタバレ注意
※最後の最後で腐向け・百合注意

『フンフフン、フ〜ン♪』
「あれ、実千代?」

クリスマス一色の木枯らし荘。
天馬は一人の少女が赤い衣装で鼻歌を歌いながらと白い袋に物を詰め込んでいた所を目撃した。

『あ、天馬じゃん』
「どうしたのその格好」
『決まってんでしょ、サンタよサンタ!
今日はクリスマスプレゼントを渡し歩くのよ!そりゃあもう色んな所に!

あ、まず天馬あげる』
「わぁ、ありがとう!
中は…ストラップ?
あっ、これ道彦さんの…」
『そうよ!道彦にぃのバンドのツアーグッズよ!
他にもプロモーショングッズやらサイン入りCDやらファン垂涎ものとかあたしの作ったものとか』
「ちょ、最後のはともかく道彦さん関連のは結構お金かかるよね!?」
『…天馬、そこはなんとかしたのよ…道彦にぃが』
「道彦さん…」
『まあ兎に角サッカー部の皆さんに渡しに行くわよ!手伝って天馬!』
「え?あ、うん!」

若干納得がいかないながらも天馬は玄関へズカズカと向かっていく実千代の後を追った。


prev|next

目次へ




人気急上昇中のBL小説
BL小説 BLove
- ナノ -