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この間、君と初めて出会ったときの事を訊かれたんだ。その時、僕は笑って答えたけれど、内心とても困っていた。だって…、君だったらなんて答えた。
そもそもどの時点をはじまりと呼んでいいのか、それすら僕には分らないんだ。君はどの時点だと答えるのかな。
最初に見つけたのは、どちらだと云えるのかな。僕からすればそれは君なのだけれど、君からしたら、あるいは僕なのかもしれない。
とても不思議な話で、きっと本当のことを話したら信じてもらえない、そんな可笑しな出逢い方をすることになった僕ら。長いこと時間はかかった、大変なこともそれなりにあった。それでもイマの僕が云えることはとりあえず、「 」。
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