どうしようもないほどの虚しさが不意に去来する。そういう時、夜ならば月を、日があるなら陽光の射す一点を見つめている。この二つはそれぞれ違うものを効果にあらわす。前者はある種の鋭さがあり、叶わぬとしりつつも抱いてしまった恋慕のような残酷性をもつ甘やかさと、また帰れぬこき郷愁にも似た切なさ

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