※会話文


















「きゃー」
「どうしたデブン太」
「どうしたんじゃ丸いブンちゃん」
「いやもう聞いてくれよ!てか聞け!聞きやがれ!」
「うざ…てかデブの件無視かよ」
「デブの件無視とは…ブンちゃんになにがあったんじゃ!」
「あのな…へへっ…きゃー」
「笑うな気色悪い」
「ニヤニヤはキモいナリ」
「まあまあ聞けよ、あのな…恋…しちゃった…きゃー」
「は?死ね、てかきゃーって顔手で押さえるの流行ってんの?」
「恋…ブンちゃんが恋…明日は雪ナリ」
「いや明日は晴れだぜ!今日俺が告って明日は晴天だろぃ…天才的…俺…天才…きゃー」
「だからそのきゃーは流行ってんのか?」
「明日は大雨洪水警報じゃな」
「てかまじ俺天才的すぎだろぃ?天才的な俺…きゃー」
「いや、だからきゃーは流行ってんのか?あ?」
「お前さん女なんだから言葉気をつけんしゃい」
「よーし告ってくるぜぃ」
「いてら」
「いてら」

数分後

「うわっ、いきなり雨ふってきた…なにこれ私傘持ってきてないよー」
「きっとこれはブンちゃんの告白がうまくいかなかったからナリ」
「あーありえるはっはっはっざまあ」
「おい…仁王にデブ」
「私ブン太よりデブじゃないよ」
「俺のことは普通に呼ぶのかよ!てかブンちゃん泣いとるの?」
「うっそ!写メっていい?」
「写メるな!…くそ…」
「フラれたのか」
「フラれたんじゃな」
「…ああ」
「まあまあ私らがいるじゃんよお」
「そうじゃそうじゃ」
「お前ら…」
「元気だせよ、ブン太のそんな顔…見たくないぜ?」
「よっ女前!」
「最高だぜお前らー!今日は飲むぞ!」
「え…無理。友達とカラオケあるし」
「俺も彼女とデートじゃ」
「うっそ仁王デートなの?いいなあ私も彼氏ほしー」
「お前さんならつくろうと思えばつくれるじゃろ」
「うーんでもなあ」
「ちょっと…待てよぃ」
「ん?ブン太?」
「ブンちゃん」
「俺の気持ち弄ぶなんて酷いだろーぃ!」

持つべきものは友?である