「俺、実は前世の記憶があるんだ」
「……ごめん豚語で言われてもわかんない、いや違った、前世の言葉で言われてもわかんない」
「ちょ、てめっ、誰が前世が豚だって言ったよ!」
「私だよ!!」

てか何故突然そんな中二病的な事を言うんだブー太、私たちは中三だ、去年言ってくれよ。

「誰がブー太だ!俺はブン太だ!」
「ブー太だかぷーたろーだかなんだか知らんが、前世?なにそれ?お前前世何だったわけ?あ…豚ね、はいはいイベリコイベリコ」
「むかつく、すげーむかつく、つかイベリコイベリコってなんだそのくわばらくわばらみたいなの!」
「え?ジャッカル?前世ジャッカルなの?」
「やべえお前日本語理解できてる?」
「いや豚に言われたくねーし」
「いや豚じゃねーし」

まじかよ豚じゃなかったら何だよお前、あ、あれか、猪?猪か?いや…やっぱり豚だな、飛べない豚だよこいつ。

「全部声に出てんだよお前」
「いやでも飛べないのは置いといて豚は合ってるでしょ?」
「いや豚が間違ってるからな!」
「てか今も昔もあんたは豚だろ…豚じゃないお前なんて…私は知らないよ」
「何その良いこと言ったみたいな顔してんだお前!全然よくないからな!間違えだらけだからな!」
「はあ…わかったわかったイベリコイベリコ」
「だからーっ」
「はい」
「ん?」
「チョコ、食べる?」
「ああ」

もぐもぐもぐもぐ、ねえブン太、そのチョコの名前知ってる?

「トリュフだよ」


―――――――
自分が何がしたいのかわからない
別にブン太は前世の記憶とかありませんとだけ言っておきます、ただ冗談で前世は魔王なんだぜ!とか言いたかっただけかと。
取りあえず…ごめんなさい、オチ?オチなのか?
トリュフだよ、でオチたか?

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