※会話文


















「のんちゃん!幸一先輩がやばいってなにがあったの!?まさかあまりの出番のなさに気が狂ったの!?」
「大変なの…お兄ちゃんが………殺人計画立ててるの…」
「な、なんだって!?あのヘタレが!?妹大好きっ子が!?」
「うん…」
「しかしなんで殺人計画立ててるってわかったの?」
「これ…」
「ノート?」
「見て…」
「田中暗殺計画…」
「誰かはわからないけど田中って人が」
「………あー、はいはい、あの時のかな?」
「え?」
「あー多分あれだね」
「何か知ってるの?」
「……田中ってあの田中だよ」
「…まさか…田中くん?」
「うん」
「お兄ちゃんなんてことを…」
「あの、これ、多分やらないから大丈夫だよ」
「え」
「ただ書いてあるだけだから、多分本人忘れてるし」
「ほんと?」
「幸一先輩は?」
「押し入れに縛っていれてある」
「………のんちゃんの方が怖いわ!」
「危険分子を放置はいけない」
「あ…うん、じゃあ押し入れあけるね………」
「うん」
「しめるね」
「なんで?」
「いや…気持ち悪かった、妹に縛られて喜んでる人がいて気持ち悪かった」
「お兄ちゃん!」
「いやあ…最近愛乃かまってくれなかったから…縛られるなんて…はあはあ」
「取りあえず次はあはあ言ったら焼くから」
「ごめんなさい」
「まあ幸一先輩、これはこの間の意味のない落書きみたいなものでしょ?」
「意味のないものなんてあるわけないだろ!そんな悲しいこと言うなよ!俺にだってきっと意味があって」
「のんちゃんガムテープある?」
「いやああああわかった静かにします!ただの意味のない落書きです!僕も意味のない兄キャラです!」
「だって、のんちゃん大丈夫だよ」
「……よかった…お兄ちゃんごめんね」
「うん…大丈夫…愛乃……はあはあ」
「焼きます」
「いやああああごめんなさあああああい」
※田中暗殺計画を忘れてしまった場合は32話「出番を下さい」をもう一度読んでみて下さい