「あー…うー…」
「はあ…ふう…」
「どうしたんですか、昨日までのやる気どこかに落としたんですか?」

今日は二人とも仕事を全然しない、いつも通りなのだがそれはそれで困る。


「きっと落とした〜」
「同じく〜」

ちくしょう嫌味だぞ。
取りあえず自分一人で仕事をする、いつも通りだ。
いやでもだめだ、仕事やって下さいと言えば、はーいと適当に返事をする。

書類をつまんでは離す大王イカ、落書きをはじめる先輩、俺が取りあえず溜息をついてやめて下さいと言えばはーいとまた適当に返事をする。

「なんで仕事してるんだろ」
「あー、わかる」
「刺すぞ」

ごめんなさいと謝る二人、謝らなくていいですから仕事してください、書類を渡せば嫌だと駄々をこねる。
本気で刺すぞ。

「あの…」
「ああ!もう!だめだ!帰る!」
「ずるい!俺も帰る!」
「は?ちょ、ま!」

二人は突然立ち上がり叫んだかと思うとどこかへ走り出した、俺が止める余裕はなかった。

「…」

あいつら、明日絶対絞める、いやむしろ刺す。


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