「閻魔、そろそろ」
「わかってるよ」
「作戦は?」
「明日、いつもの場所、9時」
「了解」

ヒソヒソヒソヒソ、ばかコンビは俺をちらちらと見ながら話している、こいつらが俺を仲間外れにするのはたまにあるがだいたいが下らないことして仕事が増える、勘弁してほしい。
あ、離れた。


「よし!」
「やるぞ!」

ぱんぱん顔を叩いて気合いをいれたかと思ったらくそ真面目な顔してカリカリカリカリ…ポンポンポンポン…仕事を始めた。
だめだ嫌な予感しかしない、絶対なにかある、どうしたんだこいつら、そうか、頭ぶつけたのか


「鬼男くん、これ」
「あ、はい」

ばか閻魔に渡された書類を見る、間違えてない、落書き等もない、しっかり判も押してある。


「鬼男くん、私のもよろしく」
「あ、はい」

こっちも大丈夫、完璧だ。
やればできるんだなこいつら。


「さよなら!」
「アデュー!」
「ちょ、ま!」

机の上の書類はすべて完璧に仕上がっている、あいつら、仕事しっかり終わらせたのか。
でも何故あんなに急いで帰るんだ。


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