※会話文

















ケーキバイキング会計時
「てかさ、結局なんにも解決してないよね」
「うん」
「うん」
「二人は征矢に恋愛相談されたの?あ、はいみんな別々でお願いします」
「それはないけど…あ、これ」
「態度でわかるよ…はい」
「えっ…嘘誰?あ、レシート下さい」
「いや言ったらさあ…レシートいるの?」
「殺されるんじゃないかと思う…レシートまあいるんじゃない?」
「大丈夫だよ」
「いやでも…」
「本人から聞けば?」
「え」
「だってあれ…あの目の前のコンビニで買い物してるの本人じゃない?」
「…(ほんとだ…あいつもうただのストーカーじゃねえか)」
「すっごい偶然!行ってこよう、ごちそうさまでした」
「ごちそうさまでした」
「ごちそうさまでした」
目の前のコンビニにて
「征矢!」
「お…き、奇遇だな(バレてないよなずっと居たこと)」
「やあストーカー」
「よ!ストーカー」
「誰がストーカーだ鈴木と田中のくせに!(バレてた!)」
ボカッ
「い、痛いなあ……僕の頭より君の存在が」
「ちょ、鈴木誰がうまいこと言えっていったよかっこ笑いかっこ閉じる」
「?」
「お前ら覚えてろよ」
「(飛鷹目力パネェよ)」
「(飛鷹くん怖いよ)」
「それより征矢、誰が好きなの?」
「(今それ聞く!?)」
「(タイミング!)」
「は?」
「誰か好きな子いるんでしょ!田中と鈴木くんが本人に聞けって」
「あ?」
「(俺の人生終わったー短い人生だったけどわりと楽しめたな)」
「(僕の人生終わったー勉強もう少しでいいからやっておきたかった)」
「私にも教えてよ!」
「言わない」
「けち!」
「うっせ」
「じゃあいい…田中と鈴木くんは知ってるんでしょ?教えて」
「無理無理」
「本人目の前でめっちゃ睨んでるから、いくら僕の天使の願い事でも無理あるよ」
「ええー三人だけずるいよ…みんなで青春してさ…私は独りぼっち…う…っ」
「泣かないで…ほら、兎のパッケージのチョコ僕買ってあげるから」
「そんなのいらないよ」
「(あの兎好きが…兎を拒否だと…?)」
「(相当やばいぞ)」
「じゃあ俺がまたヌイグルミ買ってやるから、取りあえず今日は帰るぞ、もう暗いから送ってく」
「ほんと!?じゃあみんなで帰ろう!」
「(ヌイグルミ強し!)」
「(今度僕もヌイグルミ買ってあげよう)」
「田中も鈴木くんも手出して」
「はい」
「なに?」
「手繋いで帰るの!」
「俺は…」
「征矢はいつも繋いでるから今日はなし!」
「(ショックうけてる…)」
「(可哀相だけど手繋げるチャンスだからな、飛鷹くんごめん)」