※会話文





















「てかどの先生に殴られたんだよ」
「え…もういいよ」
「よくない」
「私はもういいの、征矢のおかげでほっぺもなおったし」
「でも」
「いいの」
「ちっ」
「舌打ちしないの」
「けっ」
「もう…」
「てか先生が生徒に手あげたって大問題だろ」
「だからもう忘れてよ、征矢にしか言ってないんだから」
「しかも理由が俺だからな、黙ってられっか」
「いいの、征矢のせいじゃないし」
「俺、優等生になる気はないからさ、お前…もう関わんなよ」
「…」
「な、それがいいよ」
「ばか征矢!」
ぱちん
「いてっ」
「今までで一番ばか!最悪!」
「んだよ、迷惑だろ」
「迷惑なんかじゃ、ない…よ…っ」
「なに泣いてんだよ」
「征矢のばか……もう嫌い」
「俺だってお前なんか嫌いだ」
「…!」
「(あ…つい)」
「ふ、ふわあ…っ」
「(やっぱ泣いたか)」
「そうだよね、征矢も嫌いだよね、っ、もう、関わらないから、」
「ばっ、」
「ばいばい、征矢今までありがとう」
「おい…」
ばたばたばた
「いっちまった…ああ!くそ!」
なんで俺はこうも不器用なんだ