ガラガラ
「うわっ!やぎゅ!」
「やあ小太郎くん」
「でてけ!」
「痛い痛いティッシュ箱を投げ付けないで下さい」
「死ね!消えろ!」
「そんな辛辣な言葉を投げ掛けないで下さい」
「なに嬉しそうにしてんだきも!ドMかこのやろ!」
「ドMじゃないですよ」
「ニヤニヤすんな近付くなうわーうわー」
「で、小太郎くん」
「…な、なんだよ(普通に戻った)」
「お父さんはいますか?」
「いない」
「そうですか、では待たせてもらいます」
「何故待つ!?帰れよ!」
「大切な用事なので」
「じゃあ俺がちゃんと伝えるよ」
「大切な用事なので直接話したいのですが」
「そうですか」
「お父さんはいつ頃帰りますか?」
「お母さんとおつかいなんでもうすぐ帰ってくるかと…(あー俺も行けばよかった)」
「おや、これは小太郎くんの宿題ですか?」
「あ、うん」
「空欄がいくつかありますね」
「わかんないからお父さんに聞こうと思って」
「僕が「結構です」
「僕が教えますよ」
「いや、わかる、やっぱりわかるひらめいた!」
「じゃあやってみて下さい」
「…」
「ほら早く」
「この……鬼畜!」