ピンポーン
「はーい」
ガチャ
「ん？お前は小太郎か？」
「はい…あ、貴方は金持太郎ですね」
「とりあえず無理に張り合うな、あと俺様は跡部だ」
「わっ！お、俺様？生俺様！天然記念物！国宝！」
「ふっ…国宝には違いねぇ」
「生ナルシ！生泣き黒子！島流し！」
「何故だ！？」
「あ、跡部、悪いねぇわざわざ」
「はっ、別にどうってことねぇ」
「お父さんのお友だ…知り合いでしたか」
「おい」
「小太郎、跡部は俺の金ヅ……仲間だよ」
「帰るからな、俺様帰るからな」
「嘘だよ、あがってよカネヅ・ルーくん」
「帰る！」
「すみません、お父さん冗談が好きなんです、あがって下さい、ルーさん」
「やめろ！跡部だ！」
「まあまあ、じゃあ小太郎お茶を用意して」
「はあい！……跡部さんの口に合うようなお茶ないなあ…どうしたものか…」
「小太郎早くねー」
「はい！とりあえず新茶出しとけばいいかな…」
「小太郎ー」
「はい！どうぞ」
「悪いな」
ずずず…
「どうですか？」
「ああ、うまいぞ」
「よかった…」
「小太郎が淹れたんだから不味いはずないだろう？ねえ跡部？ねえ？」
「あ、ああ、さっきうまいって言っただろ！」
「じゃあお茶請けをどうぞ」
「ああ、」
「小太郎が出したんだから美味しいだろう？ねえ跡部？ねえ？」
「ああ、うまい、うまいから睨むな！」
「ありがとうございます、ルーさん」
「もういやだ…帰りたい」
「樺地がいないと弱いなあ」
「全然いじめ甲斐がありませんね、泥棒とやぎゅ！の方がましです」
「帰るからな！ばーかばーか！」



「跡部さんってかわいいですね」
「だろう？また呼ぼう」