「お母さん!」
「小太郎、どうしたの?」
「愚痴はありますか?僕でよければ聞きます!」
「そうねぇ…これといってないわね」
「そうですか…」
「ああ…最近お父さんが…」
「お父さんが?」
「手繋いで、とか一緒に寝ようとかデートに行こうとか煩いわね」
「…まあ、仲がいいってことですよね?」
「仲はいいけどお父さんしつこくて…」
「はあ」
「デートは小太郎と三人でショッピングとか遊園地とかかと思ったら二人きりでとか寝言を起きてるのに言うし…」
「僕は気にせずたまには二人で出かけたらどうです?」
「…小太郎優しいのね」
「そりゃあ…お父さんとお母さんの子供ですから!」
「まあ…そうね…じゃあお父さんに今度言ってみるわ」
「はい!」
「お土産も買ってくるからね!」
「はい!」