幸村の場合
「お父さん大丈夫ですか!?」
「ああ…大丈夫だよ…ただの風邪だから」
「でも…取りあえずネギ持ってきます!」
「いや大丈夫だから小太郎…お母さん呼んで」
「はい…お母さーん」
「なに?」
「手握っててくれないか」
「ふふ…仕方ないわね」
「僕も握ります!」
「ああ…そうしてくれると嬉しいよ」
「お父さんちゃんと休まなくちゃだめですよ」
「うん…ごめん」

丸井の場合
「ブン太さあああああん風邪って聞きましたけど大丈夫ですか!?取りあえずネギ!ネギ買ってきました!あとケーキと駄菓子とジュースと最中と大福と団子と果物買ってきました!食べて早くよくなって下さい!あと千羽鶴折りました!」
「小太郎…俺そんな重い病気じゃないんだけど」
「いえ!風邪は万病のもとですからね、ちゃんと治して下さい!」
「まあ…さんきゅう」
「その言葉が聞けただけで俺は満足です」
「(信じたくないけど…こいつ…もしかしてホモ…なのかな)」
「(ブン太さん早く治るといいなあ)」

真田の場合
「失礼します、真田さん風邪だと伺いましたが大丈夫ですか?取りあえず果物です」
「ああ…小太郎か、すまないな」
「あとお茶とお米です」
「(何故お茶とお米なんだ…)」

柳の場合
「柳姉さん!風邪って!大丈夫ですか!取りあえず果物とネギ買ってきました!」
「小太郎か、悪いな」
「全然気にしないで下さい!取りあえずネギ首にまきますか!」
「ああ…そうだな」
「果物剥きますね!林檎から食べますか?」
「ああ」
「林檎は兎にしますか」
「いや、別にいい(何故兎…)」
「そうですか」
「小太郎…それは」
「あ、そうだこれ千羽鶴です」
「…」

ジャッカルの場合
「ジャッカル風邪って聞いたけど大丈夫?」
「小太郎…わざわざきてくれたのか」
「ああ!もちろん」
「(泣ける)」
「取りあえず黒豆とコーヒー豆買ってきた」
「(何故)」

赤也の場合
「赤也さん風邪ってほんとですか!?」
「ああ…小太郎……まじ……だよ…」
「あああ赤也さんしっかり!これ見てください!新作のゲームです」
「よっしゃ!さっそくやろうぜ小太郎!」
「(すげえ治った…)」

仁王と柳生の場合
「小太郎風邪ひいたナリ」
「じゃあなんで俺ん家きたんだよ」
「一人じゃ寂しか」
「寂しすぎて死ね」
「あー風邪で死にそうじゃ小太郎介抱して」
「はあ?なんで俺が泥棒のことを介抱すんだよ」
「好きだから?」
「死ね」
「とにかく…死にそうナリ」
「だからなんで死にそうなのに俺ん家きたんだよーほらお父さんのパジャマ貸してやるから着替えて、今布団敷くから、」
「苦労をかける」
「お父さんの真似すんな刺すぞ」
「プリッ」
「あー薬はどこだっけ、あ、そうだあっちだ、取りあえずほら寝ろ、今氷枕も持ってきてやるから」
「ありがとう小太郎」
「小太郎くん私も死にそうです」
「やぎゅ!までくんなよー」
「ごほっ…」
「はあ…取りあえずお父さんのパジャマまだあるから着て、うーんじゃあまた布団敷くから泥棒と仲良く寝てろ」
「はい」
「お前さんも大変じゃな」
「仁王くんも大変ですね」
「俺が、一番大変なの!」
「すみません(すごいスピードで林檎むいてる)」
「ごめん(しかも兎さん)」
「ほら食べろ!スポーツドリンクもあるから飲め!」
「はい」
「はあい」
「頭は痛いか?」
「痛いナリ」
「痛いです」
「氷枕は2つないからタオルでいいか?」
「ピヨ」
「はい」
「おとなしくしてろよ」
「はい」
「はあい」
ドタドタ
「小太郎なんか優しいナリ」
「毎日風邪でいいかもしれません」

小太郎の場合
「小太郎大丈夫ナリか!」
「大丈夫ですか小太郎くん!」
「…雅治お兄ちゃんに比呂士お兄ちゃん…」
「だめだ熱で頭がおかしくなってるナリ!」
「冷えピタ買ってきました!」
「ナイス柳生!」
ピタ…
「ふええっ…頭痛いよお」
「幸村あああああ小太郎が大変ナリイイイイ」
パアンッ
「小太郎おおおお父さん帰ってきたよおおおおお!」
「お父さん…」
「(幸村ちょっと壊れてるナリ)」
「(幸村くんちょっとおか…しい)」
「よ!俺も来たぜ」
「ブン太さん…」
「大丈夫か小太郎」
「ジャッカル…」
「小太郎果物だ」
「真田さん…」
「ネギだぞ」
「柳姉さん…」
「アイス買ってきたぜ」
「赤也さん…」
「よかったな小太郎、みんな心配できてくれたぜよ、」
「うん、俺すごく嬉しいよ」
「早くよくなって下さいね小太郎くん」
「うん!」
数日後
「小太郎随分よくなったみたいだね」
「はいお父さん!よくなったら泥棒とやぎゅ!に対する殺意ももとに戻りました」