「あ、ブン太さん！」
「ん、小太郎か、奇遇だな」
「そうですね、ここのケーキ美味しいですよね」
「ああ、めちゃくちゃうまい」
「あ、そうだ！お父さんからの伝言です」
「え、幸村くんから？(なんで小太郎が俺に会うってわかってたんだ幸村くん…)」
「ブン太の子供が見たいなあ…って」
「こっ…」
「俺もブン太さんの子供みたいです！きっとブン太さんに似て格好いい…いや奥さんの方に似たら可愛い子ですよ絶対」
「へへ…子供かあ…」
「(デレデレしてる)」
「子供いいな…でも小太郎も俺の子供みたいな感覚なんだよなー」
「え…そんな…う、嬉しい…！」
「(目がキラキラしてる)」
「そんな…ブン太さんがそんなに俺のこと思っていてくれたなんて…俺もブン太さんもお父さんみたいな感じですよ！」
「そ、そうか？へへ…」
「(デレデレしてる)」
「子供か…でも俺以外にも結婚してるやついるよな、他のやつらも子供つくんねーよな」
「あ、えっと真田さんと赤也さんですね」
「それだけだっけか？」
「えーと確か、はい」
「ジャッカルなんかは彼女と結婚しちゃえばいいよな」
「そうですよね！めちゃくちゃお似合いですもんね！」
「そうそう！ジャッカルにしちゃもったいないくらいいい女だよな！」
「ほんと優しくていいお姉さんって感じです、あ、勿論ブン太さんの奥さんとか真田さんの奥さんとか赤也さんの奥さんとかも優しくて可愛いくて素敵なお姉さんなんですけどね！」
「確かに真田んとこも赤也んとこも可愛いよな」
「赤也さんのとこはラブラブですよね！」
「ああ、笑っちゃうくらいラブラブだよな、でも真田んとこも家に帰ったらラブラブって柳が言ってたぜぃ」
「さすが柳姉さん！」
「柳も彼女いねぇのかな」
「柳姉さんはどうでしょう」
「仁王はさ」
「げ、泥棒ですか、泥棒はいろんな女の人と付き合ってそうですよね」
「それがな、学生時代はあいつずっと一人の女に片思いだよ笑っちゃうだろぃ」
「まじですか！？」
「今はわかんねーけどな」
「なんか…可愛いですね泥棒」
「女々しいって言ってやれ」
「ははは」
「学生時代柳生は一人の子とずっと付き合ってたな」
「やぎゅ！が付き合う？(その人裸エプロンが似合うのだろうか)」
「今はどうかな」
「やぎゅ！はいないって前言ってましたよ」
「そっか、またみんなで集まりたいな」
「お父さんに伝えておきます」
「おう」
「あ、もう日が暮れますね」
「やべ、帰らねーと」
「俺もお父さんに怒られる」
「じゃあまたな小太郎」
「はい、また」