「幸村くん俺にも抱かせてくれよぃ」
「いいよ、ほらこたろう、ブン太さんですよー」
「わああああ可愛いいいいい」
「丸井先輩めっちゃ嬉しそうッスね」
「俺子供大好きじゃんよ」
「え。まじッスか、昔生意気なガキは嫌いだとか言ってたじゃないスか」
「あれは生意気なガキ限定、こたろうは可愛いだけだろぃ」
「はいはい」
「赤也も抱いてみろよ」
「え…わあっちょっ」
「ほらーばかやでちゅよー」
「ばかやってなんですか、こたろうくん、俺は赤也ですよー…あ、笑った、か、可愛い」
「だろぃ」
「真田先輩もどうぞ」
「な…」
「怖いおじちゃんですよ」
「丸井!」
「う、うぎゃーうぎゃー」
「ほら、真田が怖い顔してっからこたろう泣いちゃっただろぃ」
「う…すまない」
「俺が抱こう」
「蓮二」
「笑ってる、さすが柳先輩!」
「俺もいいか?」
「ああ…ほらジャッカルだこたろう」
「やっぱ子供はいいな」
「きゃっきゃっ」
「む…笑っているな」
「可愛いッスね」
「可愛い」
「(可愛いな)」
「俺も抱っこする!」
「仁王が?似合わねー」
「煩いナリ、ほらほらこたろう、雅治お兄さんですよー」
「なんか泣きそうな顔してるッス」
「泣くなこれは泣くな…ざまあ仁王」
「うう…柳生パス」
「はい、こたろうくん、柳生ですよー」
「…ちね!」
「…(え…今死ねって…)」
「…(死ねと言ったな)」
「…(死ねって言ったッス)」
「…(む…死ね?)」
「…(死ねって言ったよな)」
「…(死ねっていたナリ)」
「…(私……死ねって言われ…え?こたろうくんはまだ幼いのに…?)」
「わ、こたろう喋った、偉いぞこたろう、さすが俺の息子」
『(えええええええ)』