「みなさんは透明人間になったらなにしたいですか？」
「「「「女湯のぞく」」」」
「丸井さんも赤也さんも泥棒もやぎゅ！も同じですか」
「当然だろぃ、男のマロンだぜぃ」
「マロンッスね」
「二人ともロマンじゃろ？」
「ロマンですね」
「丸井さんも赤也さんも既婚者なのに大丈夫なんですか」
はっ
「小太郎も赤也も仁王も柳生も俺の嫁に言うなよ！」
はっ
「小太郎と先輩方…お願いッスから俺の家内にも言わないで下さい」
「(やっぱり)」
「大丈夫じゃ、言わん言わん」
「おめーが一番心配なんだよ！」
「僕も言わないように努力します、取りあえずお父さんには言ってみます」
「待って絶対幸村先輩言いそう！」
「私も言いません」
「…ああ…頼むわ」
「頼みます」
「でももしかしたら…」
「もしかしたらなんだよ！」
「柳生先輩！」
「いや、もしかしたら聞かれたら答えてしまうかもしれません」
「おめー裏切ったな！」
「まだ裏切ってないですよははははははは」
「わー笑いながら走るな！そっちには嫁が！」
「家内が！」
「柳生を止めろ小太郎」
「任せて下さい小太郎アターック」
「げふっ」
「そこまでじゃ柳生、ふざけすぎじゃ」
「はあはあ…危ね」
「よかった…」
「貴方？」
「ぎくーっ」
「あ、赤也」
「ぎっ、ぎくーっ」
「…(あやしい)」
「…(あやしい)」
「「小太郎くんちょっとおいで」」
「はーい」
「まっ、まて小太郎！」
「小太郎まて！」
「何故ですか？」
「何を聞かれても僕わかりませんって言えよ」
「丸井先輩の言うとおり！」
「わかりました！女湯のぞくことは言いません！」
「…貴方？」
「…赤也？」
「「こっ、小太郎！」」
「あ…」
「やっちゃったのう」
「ははははははは」
「ちょっと夫借りますね」
「どうぞ」
「赤也ちょっと来てくれる？」
「は…はい」
どんがらがっしゃーん！
「泥棒僕結婚なんかしない」
「俺もそう思う」
「私はいい人がいれば…」
「やぎゅ！にいい人はあらわれないよ」
「俺もそんな気がするんじゃよ」
「なんですって！」
「だって裸エプロン好きだろ？」
「はい」
「ほらね」
「ああ」
「何故ですか！裸エプロンは男のロマンですよ！」
「いやないわ」
「ないない」
「やぎゅ！のタイプの女性は？」
「裸エプロンが似合う女性です」
「だってそれいないと思う」
「ああ」
「私は夢を諦めません！」
「夢って…」
「ほんとに夢じゃな…」