「あの」
「なんだ赤也」
「親子、ですよね」
「そうだ」
「幸村先輩と小太郎はわかりますよ!」
「ああ、親子だからな」
「ええお父さんと俺は親子です」
「親子だね」
「何故俺と柳先輩が?」
「親子だろう?」
「親子ですね」
「親子だね」
「待って下さいよ!親子じゃないですよ!」
「赤也…俺と親子は嫌か…」
「いや、そういうことではなくて」
「柳姉さん泣かないで下さい」
「赤也泣かせたね」
「えええええ!」
「赤也は俺と親子嫌か…」
「違いますよ!柳先輩がお父さんだったらすごく嬉しいですけど…」
「ならいいだろう」
「いいですよね」
「いいよね赤也」
「はい」