「ラーメン食べたいぜぃ」
「は?普通鍋じゃろ」
「は?ラーメンだし」
「ラーメンに決まってんだろ泥棒!ブン太さんの言うことが正しいんだ!」
「いやいや冬は鍋じゃろ、鍋ぱーちーじゃろ」
「なーにが鍋ぱーちーじゃろ、だよ!ラーメンに決まってるだろぃ」
「ラーメンだ!」
「鍋じゃろ、普通鍋じゃろこのラーメン野郎共!」
「ら、ラーメン野郎だと!」
「ラーメン野郎上等じゃねぇか!」
「もうお父さん呼んできます」
「それがいいの」
「そりゃあいい」
「お父さんちょっときて」
「なんだい小太郎」
「冬に食べると言ったらなに?」
「こたつで蜜柑」
「…」
「…」
「…」