(▼廉造が違うのに女関係ありますみたいに振舞います。)



曲作りに夢中になっとる金兄にそろりと近づいて、後ろから抱きしめた。

「きーんにい」

「なんや廉ぞ、……。」

俺の期待通りすぐに顔をしかめて「くさい」と吐き捨てた。

「香水くさい。お前めっちゃバラの匂いする」

今日は満員電車に揺られてしばらく赤の他人と体をくっつけ合っとったわけやけど、右隣は化粧バッチリで香水ガンガンのケバいお姉ちゃんやった。帰宅すると鼻をつまんだ柔兄に「うわ、どうしたん」と指摘された。もう自分じゃ気づかんかったけど、相当らしい。

「…どーゆうことや」

「…どーゆうことやと思う?」

意味ありげにオウム返しして、ニタアーっと笑ってみせる。

途端に椅子から立ち上がって脇腹にケリが入った。反射的に手でカバーしたけど、バランスを崩して床に転がせるには十分な威力や。げほッ、ごほッと咳き込む。

「お前…ほんまいい加減にせえよ……何度も何度も頭イかれとんのかこのクソ弟」

ぼそぼそ聞き取れるか取れないかの音量で毒づいて、金兄が俺に跨がる。強引に衣服を引っ張っられて、外に晒される肌色部分が増えた。少し寒い。

「しかもなんでもう勃ってん」

ド変態やなって呆れながら硬くなった俺を乱暴にぐりぐりと膝で刺激する。焦らしナシでいきなり弱点に来るから、思わず腰がぶるりと震えた。

「は…、はぁ、」

「変態でクソ野郎な廉造は慣らさんでもイけるやんなあ」

「ぇ、 ―あ゛! ッぐ、ぅあ、ぁ……ッ」

このドアホほんまに慣らさんと突っ込みよった。自分かてとっくの昔に準備万端やったクセに棚上げして、俺だけおかしいみたいに言う。

「い゛、痛…っ、痛い、いや、」

「うるさいわ」

「ひぎッ」

両方の乳首を思いきり摘ままれた。引っ張りすぎて取れるんとちゃうかって心配する程に強い力やった。それやのに、俺ん中は喜んでざわつくから金兄のが出入りするのも少しずつラクになってくる。前やって嬉しそうにだらだら先走りを溢し始めた。

「い ったい、痛、あ!」

「嘘つくなやうっとおしい」

「あぁ…っ う、ッん、」

嘘やないってちょっとは気持ちよくなってきたけど慣らしもせんとこないにガツガツ動かされたら誰だって痛いわ。

「ひ ん、…きっ、きんにぃ……」

せやけどあかん。駄目やって、こんなんあかんのにって思いながらもつい挑発してしまう。金兄の泣きそうな顔を見るたんびに背中がぞくぞくして、なんとも言えん気分になる。ほんま堪らんわ。何が堪らんて、演技ってわかっとっても一々反応返してくれるとこやで。

こんなに怒るってことはそれだけ俺のこと好いとるってイミやんな。

「いっ!、あ゛ぁあ…ッ!」

あー鎖骨そないに噛まれたら跡なんて可愛らしいレベルやなくて歯形がついてまう。



ちょっと歪んでるって自覚はあるよ

どっ、どうでしょうか←鬼畜系は初めてだったのですが何と言うかあの…ぬるくてスミマセン…!!(*_*;)駄文ですがよろしければお持ち帰り下さい_(..)_ありがとうございました!
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