(▼中学とか正十字とか時系は考えないようにしよう←)


まさに秋晴れという恵まれた天候の中、文化祭は開催された。

「あ〜疲れたぁ暑っつー」

「志摩さんあきまへんて」

たこ焼きを売る店は当たり前だが火を扱うため熱い。店番でだらける廉造に子猫丸がうちわで扇いであげながら注意する。

「お昼からだいぶ経ったしお客さん減ったなあ」

「そうですねえ、ピークを過ぎてえらいおとなしくなりましたね」

二人の言う通り3時前の現在は今頃クレープやかき氷の店が忙しい時間帯だろう。4時には片付け始めるため、今更たこ焼きを買う人も少なかった。

「この調子じゃ余ってまうし、どないしはるんやろ」

「なー」

廉造はまあそん時は俺らが食べればええやん、とその場でつまみ食いするため1つを口へ運んだ。すると寸でのところで別の手が現れて、ひょいとたこ焼きを拐っていった。

「…金兄なに勝手にタダ食いしとん。後でちゃんと金払ってや」

「うっさい店番のクセにつまみ食いしようとしとる奴に言われたないわ。子猫丸こんなん遠慮せずド突いたれ」

「あはは」

「いや子猫さん笑うとこやないと思うんやソコ」

もぐもぐと咀嚼しながら器用に答える四男の両腕には、忙しいと予想したクレープもかき氷もバッチリ確保されていた。

「ひとりなんですか?」

「柔兄は後から来るって。もうおってもええハズなんやけど…あ、来た来た」

少し息を切らせて次男が店に近づいてきた。

「はーやっと着いたわ」

「どないしてん柔兄。迷っとった?」

「や、なんか女の子にえらい話しかけられたり写真撮らせてやって頼まれたりで」

「「「あ〜…」」」

3人同時に納得の声を上げる。

「そんな派手なカッコしとるから余計目立つんやで、ちょっとした仮装やんソレ」

確かに仕事着の二人は軽く周囲から浮いていた。文化祭という背景から催しのひとつと勘違いされても仕方ない。

「ああこれは…」

「騒がしいと思ったら柔造に金造、何してん」

「!」

振り向くと、休憩から戻った勝呂がいた。

「坊!!!!お久しぶりです」

「いや昨日顔会わしたやん」

「また今日は一段と凛々しいですわ頭にタオル巻くの似合とりますね!」

会話をあらかた無視し、金造は微妙な言葉で褒めちぎり柔造は勝呂の両親から預かったカメラでパシャパシャ撮りまくる。

「なるほどこーゆう理由やったんですね。お仕事帰りにご苦労様です」

「ひどいわ俺実の弟なんにこの扱いの差…」



しかしその後柔造はバッチリmyカメラで廉造も子猫丸も撮りまくっていたし、金造はたこ焼きを4パック買っていた。



ちょっともーやめてや行事に身内参加とか恥ずかしいやん

書きながらあれもこれもと詰め込みたい内容がどんどん浮かんで困りました(笑)でもこれ…てんやわんや…?(*_*;駄文ですがよろしければお持ち帰り下さい(^^)ありがとうございました!
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