(▼シックスナインしてるつもりでした)
小さい頃はよく金兄に泣かされた。特に当時は五歳の年の差というのはものすごく高い壁で、それがわからん俺はなんで勝てへんのやろ…という難題をいつも抱えとった。
「今も泣かしとるやん、まあ別の意味でやけど」
「ん゛!」
思わず口を離して強張った。指が、入ってくる。
「あ、あっ 金兄っ!た、タンマ、そこ、」
金兄は相変わらず俺のちんこをしゃぶりながら器用にもう一つオプションを追加した。尻穴を弄くるというオプションを。
あかん、そっちと両方一辺にされたらほんまに俺もたへんて。わかっとるやろに金兄は止めない。中のきゅんってするトコを何度も押されて一気に体の力が抜けていく。
「ひ ぃっ き…っきんにいぃ…!いやや って、そこぉ」
「あ、すまん嫌なんか〜」
「んぅー…っ」
指がその位置から外されると無性に淋しくなって、つい力が入ってしまう。そんな姿を見られて笑われた。
「…ほんまは好きやろ、これ」
「んんん゛っ」
「これしながら触るとな、お前めっちゃ硬くして汁出すんやでココ」
「ふ ぁアあ…!」
知っとるわドアホ。自分の体やぞ嫌でもわかるわ。気持ちよすぎて目の前がチカチカする。
「は、ひっ、あか、あかん、 どっちもは、」
先っちょの方の窪んどるところをくすぐるみたいに軽く舐められて、おしっこ出るところを舌先でくりくりされる。あ、あ、やばい、それ好き。同時にあの前立腺て場所も何回もひっかくように刺激してきた。
「あう、っあ、あああ…!」
俺はもうフェラどころじゃなくて、金兄のちんこにほっぺをくっつけて手は添えられてるだけだった。なかなか閉じん口から唾液がどばどば垂れて落ちるから、金兄の先走りで濡れとるのかそれとも俺の唾液かわからんけどとにかく滑り気がすごい。
「ぅううー…っ、ひ、あ ぁは、だっだめ、あか、ほんまに出る、 ーッ」
ぢゅうううっと音がするほどキツく吸われて、たっぷりと金兄の口に出した。
はあはあと忙しく呼吸を整えたあと、ジロリと後ろを睨んだ。たぶんちっとも迫力が無くて怖くないやろけどそれでも文句のひとつも言わないと気が済まない。
「…ひきょーモン」
「後ろ弄らんとは言うてなかったやん」
ケロっとした顔で悪びれる様子もなく金兄は答えた。たらーっと俺のを口から手に出して、「おらボサっとせんととっととケツ向けろや、俺まだイってへんで」と軽く尻を叩かれる。
「フェラもいいけどやっぱコッチで出すんが一番やなー」
クソアホ金パ髪痛みすぎてハゲろ。浮かぶ限りの悪口を並べていたら、ぐちゅっと音がして金兄の濡れた指がまた俺の中に入ってきた。すぐに頭が切り替わって、なんも考えれんようになる。あーやっぱ敵わんのかなあって思うとちょっと腹立ってきた。
end