犬と猫。
どちらかと言えば
猫だろう。
それも首輪の無い野良猫。
誰にも懐かず。
餌を貰う為だけに
甘い声を出す。
勝手気ままな猫。
それでいいと思ってた。
今までもずっとそうだったし。
此からもずっとそうして生きていくつもりだった。
それなのにあいつは。
あの銀色の髪の男は。
俺の本心を
悉く暴いて嘲笑う。
『あいつは危険だ』
脳が警告を発するけど。
伸ばした手は。
もう、止まらない。
†end
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