『 研磨は天使だと思うの 』

「 お前頭大丈夫か 」

『 私はクロの髪型が心配 』

「 …あの寝方凄いよね 」

『 ね、 私この間写メった 』

「 後で送って 輝 」

『 今送った 』

スマホを弄っていたと思ったらそんなことしてたんだなと研磨は思う。


「 研磨 お前のスマホ貸せ 」
「 え …やだ 」

『 研磨可愛い 』

「 よし 輝 お前のスマホを初期値に直してやる 」

『 させるか 』

すっとスマホをクロの手の届かない所へと移動させた輝。

「 っ… 」

『 クロ? 』

「 輝 お願いだ …消してくれ 」

「 クロ、…苦しそう 」

途端に弱々しくなったと思えばクロは苦しそうにしだした。

『 えっ? クロ 大丈夫? 』


「 はや、…く うっ 」

「 クロ 」

『 ちょっと!? クロ!! 』

「 俺の右手が疼いてんだ くそ、 封印がっ 」

『 馬鹿 黒尾馬鹿』「 …心配して損した 」

「 良いから早く消せよ 」

『 うっせ 中2病 』

「 爆ぜろ黒尾、弾けろ鉄郎、 バニッシュメント・ディス・クロ 」

『 研磨 ヤバい もっかい!! もっかい言って 録音する!! 』

某中2病アニメの台詞を少し変えて言うと輝は何故だか元気になった。

「 っ!? 覚えてろ 」

「 クロ、 それ …悪役みたい 」