『 岩泉先輩 』

「 どうした輝 」

『 私、知りませんでした 』

「 何を 」

『 クソ川先輩があんなにしつこいなんて 』


「 何したんだお前 」

『 こっちが聞きたいです 』



あのウザさに殺意を覚えるのは何度目だろうか。
そしてしつこい。 お前は殺虫剤を恐れ、カサカサと台所を逃げ回るゴキb…(いや名前を言うのは憚られる)か。 とにかくウザい 一匹いたらその家には100匹いるって噂は本当だろうかあのテラテラ黒光りしてるボディを持ったアイツ。

何であのクソ川先輩が私に付きまとうのか誰か理由を簡潔に100文字以内で教えてください ってことで冒頭に戻る。 中学でも一緒だった岩泉先輩なら何か分かるんじゃないかと思って私は話をふった訳だ。



「 ……諦めろ 」

はい? 何て言いました岩泉先輩?

『 ひどい 先輩 』

「 アイツのウザさは折り紙つきだ …まぁ、相手にしなきゃおさまんじゃないのか? 」

『 折り紙つき…て そんな定評さらにウザさ増すじゃないですか!! 相手にしなくなって3ヶ月経ちますけど何か? 』


「 すまん …そんなにしつこいとは思わなかった 」

岩泉先輩の顔がウゲェ…となった。
私なんかゲッソリだよ。 ムンクもビックリ そういやインド人もビックリ!! ってカレーがあったような無かったような… ネタが随分古めかしいのは気にしないでね。



「 あれれ〜? 輝ちゃん 岩ちゃんと何話してるの 」

「『 バルス!! 』」

「 二人とも酷いっ!! 」

何それ俺に滅んで欲しいの? と及川はおいおいと泣き真似をする(及川がおいおいて…)

『 しつこいんですよクソ川先輩 』

「 ああ輝ちゃん もっと罵ってくれても良いんだよ 俺にハアハア言わせても良いんだよ? 」

「『 キモい 』」

お前キャラがキモいんだよという目線を二人は及川に浴びせた

『 いい加減諦めて下さい 』

「 俺が諦めるのを諦めなよ 」

「 それ違う漫画だからな ナ○トだからな 」

『 月読と天照どっちが良いですかね 』

「 輝まで何言ってんだボゲ 」


「 輝ちゃんが俺のことクソ川先輩じゃなくてちゃんと及川先輩って言ってくれるまで、あわよくば『徹先輩はぁと』って言わせるまで 諦めないよ 」



オエェェェ 何言ってんのこの変態 あ間違った先輩


『 …取り敢えずクソ川先輩は土に還って下さい 』

「 え、なになに輝ちゃん 穢土転生してくれるの? 」

「 お前ら黙れ 」