♪〜 せーかーいでー いちーばん おーひーめーさーまー

ぴぴっ


『 夜久からメールきた 』

スマホがメールを受信して着信音が鳴り 輝が確認する。


「 …何て? 」

『 明日の小テストで勝負、 だって 』


「 …話がよく分かんないんだけど 」

夜久のメール着信音が初音ミクだなんて知らないほうがよかった…、と研磨は思いながらそう言った。

『 私もよく分かんないυ てか、小テストあるの今知ったし 』


「 何て返すの? 」

『 取り敢えず無視 』


♪〜 せーかーいでー

ぴぴっ

『 またかよ 』

しかもなんか見抜いてるっぽい。

「 何で 」

『 無視するなんて事しないよね(^^) ってきたんだけど 』

怖いよ (^^)が黒い笑みに見える。

「 夜久怖い 」

少しだけどゾワリと悪寒が走る研磨であった。


♪〜 そのさーきになーにをみつけたの といかーけたねーこはきずだらけ


『 クロじゃん 』
「 え 」

クロの着信音 GUMI なんだ
夜久の時と同じような事を思った。


『 さみしいって、 ぶふっw やば、ウケる 』

にゃー

「 …俺にもきたんだけど 」

研磨のスマホにもクロのメールが届いていた。

『 研磨の着信音何なの 』

「 ねこ 」

『 研磨可愛いっ!! 』

輝がそう言うと同時に研磨の部屋の扉が開いた。

「 おいっ メールの返信しろよ!! 」


『 どうせ来るじゃん ねぇ研磨? 』

「 うん 」


「 お前らヒデぇな 」


♪〜 せーかーいでー いちーばん

ぴぴっ

『 夜久 激おこぷんぷん丸だってさ 』


「 …返信しなよ 輝 」