「 おい、 何があったか30文字以内で説明しろ 」
黒尾は、目の前で繰り広げられている様子にそう言った。
『 おい お前のせいだぞ 』
「 うえぇ? 私!? 」
いつもと違う話し方をする二人は気持ち悪い(特に夜久の一人称)
「 輝と夜久が頭ぶつけて入れ替わった 」
研磨が黒尾に状況を説明した。
「 …つまり、輝が夜久、夜久が輝の体って事か 」
「 何でよりによって夜久と入れ替わるかなぁ 私、研磨と入れ替わりたかった 」
『 お前、俺の声で私とか言うなよ 』
「 夜久こそ 私は俺なんて言わないし 」
『 うっせ、 つーか なんか視点低くね? 』
そう言って輝(夜久)は夜久(輝)を見上げる。
「 …輝、背が低いから 」
「 研磨 酷い 」
「 夜久キモい 」
『 言ったの俺じゃねぇし 』
黒尾の、「キモい」発言に輝(夜久)は突っ込む。
「 夜久ってクロより低いけど 身長高いから羨ましい 」
『 悪かったな、黒尾より低くて 』
「 …いつ戻るのかな 」
研磨は二人が言い合いをしている隣でボソッと呟いた。
「 できれば 今すぐ戻ってほしい(夜久が羨ましいなんて、これっぽっちも思ってねぇかんな) 」
「 …クロ、 聞こえてる 」