◇A 春市成り代わり [7/12]
降春
授業が終わると同時に、僕はカバンに教科書を詰めていた春市くんに近づく。
「春市くん」
「ん? あ、降谷くん。どうしたの?」
「……」
無言で春市くんの制服の裾をクイッと引っ張る。
「……えと、投球練習、かな?」
「うん」
顔を照れさせながら聞いてくる春市くんが可愛すぎる。
「分かったよ。でも、御幸先輩がいるんじゃ」
「春市くんが良い。春市くんに受けて欲しいんだ」
「えっ///」
可愛すぎる。一層顔を真っ赤にさせた春市くんは慌てている。
「ダメかな?」
「良いよっ、お、おっ俺で良いなら」
僕の春市くんはとても可愛すぎる。
亮(降谷はケツバットかな)
((怖っ!!))
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