中学3年の1学期 私には新しい友人が出来た。
その子の名前は 多軌 透 と言う茶髪の女の子だ。
笑うととても可愛い。

透は私のことを ゆっちゃんと呼び
私は透をとーると呼んでいた。
とーるなのは、彼女が私より背が2p高いからという理由だ。

お菓子を作ったり 色んな話をしたり
とーるとは、それはもう仲の良い親友と呼べるまでの付き合いだ。



それでもまだ、
私は、自分が見えているものや世界のことをとーるに話せずにいた。


話したら、あの時の友人のように怖がるのではないかという思いがあった。


とーるも私も、お互いに話せないことがあった。


それは後に、二人を苦しめることになるのを まだ知らないでいた。









prev next





「#幼馴染」のBL小説を読む
BL小説 BLove
- ナノ -