その3
鍛刀しましょう。
「なあ、こんのすけ」
「はい、審神者様」
「俺はさ、自分で探すとか言ってたけど、一つだけ試したいことがあるんだ」
「? それは?」
「オール441(じじい)で鍛刀できるのか否かだ」
「はあ……」
こんのすけがムカつくため息をしたからちょっとほっぺたをつまんでやった。
「ま、出る訳ないよな」
『審神者の刀は俺だけで十分だ』
「いや、お前一人で出陣とか危険すぎだかんな。お前があんな風に傷付く姿はもう見たくない」
『審神者』トゥンク
「して、如何なさるので?」
「オール441でお願いします」
よし来た、と言わんばかりの顔をした鍛刀妖精さん可愛すぎ。