I'm on good terms and visit my parents' home after marriage.
・シュウ♀成り代わりルキ夢 子供をつれて里帰り。
※セリフ過多


「まだ支度が終わらないのか、お前は」

「行きたくないんだけど」

「お前はそのだらけ癖をどうにかしろ」

「だぁー」

息子のシキの小さな手がユリアの頬を叩く。

「痛い」

「子供に注意されるとは、呆れるぞ……」
ルキはため息を吐いた。

「あー、はいはい。今から準備する。めんどいけど」

ようやく重い腰をあげたユリアは、そう言ってシキの柔らかい髪を撫でた。



「で? どっちから行くワケ? 私はべつにどっちでもいい。行かなくていいならそれが一番いい」

「おい、仮にも自分の家族だろう」

「ルキってそんな性格だったっけ?」

「うるさい。さっさと行くぞ」

「あーぶっ!!」

「元気すぎ……、これ絶対帰る時にはダウンしてる」




in逆巻

レ「どちらにも似てふてぶてしいですね、まったく」

「「それがベビー服を大量に送ってきた奴の言うセリフか」」

赤ん坊が珍しいのか、アヤトはシキの頬を軽くつつく。ニパッと笑ったシキの顔を見て、アヤトも破顔した。カナトはと言うと、テディの手をシキに握らせていた。そこにライトが近づこうとすると、ユリアとルキが黙っていなかった。

「「お前は寄るな変態(ライト)」」

ラ「それ酷くない!?」

ス「いだだだだっ!? 何しやがるこいつっ!」

周りを他所に、スバルの髪を引っ張っているシキはその反応にキャッキャッとはしゃいでいたのだった。



in無神

ルキの傍らで、ユリアに抱かれたシキに群がるコウ、ユーマ、アズサはそれぞれに反応をした。

コ「わぁー、可愛い! ちっちゃ可愛い!!」
ア「うん。……可愛い」

ユ「天使かこいつ」

「「どうしたユーマ」」

ユーマの言葉にユリアとルキが口を揃えてそう答えた。

コ「ユーマくん……気持ち悪いよ」

ユ「はぁっ?! 俺のどこが気持ち悪いんだよ」

ア「いつもと……キャラが違う、から。だと思う」

「だぁっ!!」

「シキもそうだって」

「会ったばかりだというのに、シキも悟ったようだな」

ユ「こえーよっ!? なんで赤ん坊が悟ったりすんだよ。俺の何を知ってんだよ!!」

「うるさい。シキが泣いたらどうすんの」
コ「もうすっかりお母さんって感じだね」
ア「うん。ルキも、なんだか……雰囲気が柔らかくなって、お父さんみたい、だね」
「そうか?」

ユ「ま、とりあえずは。おいコウ、アズサ」

コ・ア「「うん」」

「「「二人とも、おめでとう」」」

「ああ」

「……ありがと」

「あぁーと!!」

「「「しゃべった!?」」」


こうして三人の里帰りは幕を降ろしたのだった。










@@後書き@@
・長く待たせた癖にこんなセリフ過多になってしまって本当にごめんなさいm(__)m
・微妙に無神の方を贔屓してしまった。でもエピソードとして最初に浮かんだのは、スバルが髪を引っ張られてそれをみんなが面白がってる所だったり。
・安定の弄られキャラである当サイトのライトくんはやっぱりそんな扱いである。ユーマくん嫌いじゃないよ。むしろ話の都合でユーマくんを弄っただけなの。
・お待たせしてしまってすみませんでした+゜(゜´Д`゜)゜+。





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