My hierarchy is introduced.
・天使主でユイと仲が良い。



逆巻家にはドSの六人兄弟と、可愛すぎる天使がいる。そして私はそこにお世話になっている小森ユイです。今日はそんな逆巻家についてお話したいと思います。

逆巻家の兄弟はいつもダルそうな長男のシュウさん、執事のような次男のレイジさん、いつも意地悪をしてくる三つ子の一番上のアヤトくん、いつもテディを離さない二番目のカナトくん、変態行動で停学していたライトくん、そしてすぐに手が出る末っ子のスバルくんで構成?されています。
彼らは本当に私に容赦がないので苦手です。そんな私の癒しとも言える女の子が一人。逆巻兄弟の幼なじみだということを知った時には驚いた。だって彼女はあんなに天使みたいなのに。
彼女、ユリアちゃんは私の一つ下で、スバルくんと同じ学年でクラスも同じ。スバルくんのそばにいて大丈夫なのかとても心配でこの間聞いてみたらユリアちゃんは、

『すーくんは優しいからそんなことないよ?』

と答えてくれた。というかスバルくんを「すーくん」って呼んでたのを知ったのもその時だったような……。


私より低い身長のユリアちゃんはその分胸が大きい。……ちょっと悔しい。でも可愛いから仕方ないよね。
長い金髪をツインテールにして少し大きめのレースのリボンで結んでいて、制服はちょっとブカブカで萌え袖状態。可愛すぎて抱き締めたい衝動を押さえた私は偉いと思う。
そして極めつけはルビーみたいな深紅の綺麗な目。まん丸でたれ目の彼女は笑うと可愛い。


「……ん、……ちゃん」

そう、私の名前を呼ぶユリアちゃんの声はとっても可愛い。高めの、それでいて耳障りじゃない声。って、あれ?

「ユイちゃん」

「わっ、ユリアちゃん!?」

「ユイちゃん、さっきから呼んでるのに聞こえなかったの?」

私を見上げるユリアちゃんの瞳にはうっすらと涙が……

「ご、ごめんね、考えて事してて気づかなかったの」

彼女を泣かせる訳にはいかない。あの兄弟達に何を言われるのか堪ったものじゃない。私はユリアちゃんにそう答えた。

「そう? ……わたしユイちゃんに嫌われたのかと思っちゃった」

うるうるしてる。可愛い、じゃなくて。ごめんねユリアちゃん。私がユリアちゃんを嫌いな訳がないよ。

「私はユリアちゃんのこと好きだよ?」
「本当?」

パアッと明るくなった彼女の顔は安心したみたい。良かった。

「わたしもユイちゃんのこと大好き」

あ、駄目。もう我慢できない。

「ユリアちゃんっ!!」

「ふぇ!?」

可愛いすぎて抱き締めてしまった。
ぎゅっとするとユリアちゃんも私の背中に腕をまわしてくれた。それが嬉しくて頭まで撫でてしまう。

「ユイちゃん」

「あ、……ご、ごめんね!? 嫌だった?」
「ううん、嫌じゃないよ。あのねユイちゃん、もっと撫でて?」

ああもうユリアちゃん可愛い。可愛いよ。









@@後書き@@
・天使主とあったのですが、よく分からずこんな夢主になってしまいました。大丈夫なのかな……(^^;)
・金髪赤目ツインテール見た目ロリなイメージで天然な女の子です。
・しかしユイちゃんは百合に目覚めそうな勢いだ……



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