Hear your and others a person talk.



・↑の続編でカールハインツとリヒターが主人公を狂愛して次の子供を作る話。
ちょぴり裏仕様?



あんなにコーデリアのことを考えていたはずのリヒターは、今や私の虜になっている。それは私の力のせいであって、私自身に好意を抱いている訳じゃない。今だって、ただ私に酔っているだけで、彼は私の本当の姿を知らない。画面の向こう側で見ていた頃の彼が懐かしく感じる。
そして、カールハインツと不仲なはずの彼が『コーデリア』という人物を忘れたために今や関係は良好である。仲良きことは素晴らしい。が、私にとっては良くないし、素晴らしくもない。
私がルキとの子どもを生んで数週間後、彼らは私を部屋に囲い、二人して私を構うようになった。二人が私を拐ったその時の連携ときたら、気持ち悪いほどに息が合っていた。



鎖に繋がれ、ベットから動けない私は彼らの世話を受けるしかないので仕方がない。
動きたいのに動けない。鎖に繋がれた上に、体まで繋がれた状態。


「ああ、……綺麗だ、ユリア」

「兄上、そろそろ彼女を離してくれませんか」

「おっと、すまないな。ユリアが離してくれなくてね。だが、お前も昨夜はユリアを離さなかっただろう?」

嘘をつけ。私がいつお前のモノを離そうとしなかった。離さないのはお前のほうだ。

「昨夜は直ぐに兄上と代わったでしょう。共有すると言った兄上がそれでは、示しがつかないでしょう」

だから私がいつ共有することを許可したんだ。
いつもそのせいで、私は腰痛に悩まされている。少しは私を労ってほしい。というか労れ。その前に私を休ませろ。

「仕方がない、彼女がこんなにも魅力的なのだからな。これで私の子を孕めば良い。私とユリアなら良い子どもができる」


感覚が麻痺してるから何も感じない。
こんな私を抱いて何が楽しい。私を、子どもを生むためだけの機械か何かと勘違いしてないか?
まだルキの方がマシだった気がする。

「私の子どもか、兄上の子ども。どちらが先に生まれるでしょうね」

「そうだな……。あぁ、いっそ私たち二人の子どもができれば」


ねぇよ。というか仲良すぎだよお前ら。
じゃあ何か? 瞳の色は一緒で髪の毛が銀髪で緑メッシュにでもなってるのか?
やっぱり目は死んでるのか?
いやでも、死んだ目は私に似るのかもしれない。生まれてくるかもしれない子どもが哀れだ。

「さあ」

「存分に」

「「孕め」」

あ、これ腰痛持ち決定だわ。











@@後書き@@
・狂愛なのに狂愛じゃない(^^;)
・主人公視点で書くと彼ら二人の狂愛感がまったく感じられない気が……。
・書けないくせにちょぴり裏。雰囲気だけ。
・狂愛はもうちょっと勉強します。
・自分の中で『狂愛=裏』っていう思考なのが辛い。
・淡々と書くと自分が出てしまいます。(何故だ)
・設定通りに書けたかとても不安…。
・二人の最後のセリフ、分かる人には分かる。どこから引用して改変したのか。(おい)

・長々とかかってしまいすいませんm(__)m
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