Other Dream


おまけ



終電が過ぎたおかげで帰れないヒロインの図

「え…あの、ちょっと待って?本当にもうそんな時間…?」

「我が嘘を申すと思うか」

「思わない。思わない、けど…私、そんなに寝たのかなって」

「間抜けな面で眠っていたぞ。
あまりにも間抜けだった故、我の携帯に納めてやった」

「…それ、盗撮では…」

「ここは我の家ぞ。
我の家で何をしようが、我の勝手ぞ」

「…でも私の肖像権というものが・・・って、毛利君!?」

「喧しい。夜中に大声を出すな」

「あっご、ごめん…でもそうじゃなくてその!な、なんでいきなりふ、服を脱ぐわけ!?」

「?…着替えるためだが、何か問題でもあるか」

「それはわかるよ?うん、わかる。
でもいきなりはびっくりするから、後ろを見る余裕が…男の人の裸なんて…っ」

「…何だ、見たことが無いのか。
我に身体を許している割には案外、初なのだな」

「そんな言い方………っ」

「…フッ、まぁ良い。からかうのもここまでとしよう」

(…か、からかってたって…全然そんな風には見えなかったんですけど…)

「さて、茜」

「!…は、はい」

「…そなたも入るか?」

「え?どこに?」

「風呂に、……我と」

「……毛利君、それも、冗談なの?」

(この鈍感め…!)

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夜中のテンション
多分入ってない、天然っ子を口説く能力がこの元就様になかった。

友人のお誕生日小説です。
また続きかきます。


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