その日の夜、シンヤ先輩に電話をかけた。


『あ、なまえちゃん!?どうだった妹尾君!』

シンヤ先輩には、せのーくんのことでよく相談にのってもらってた。チョコのことで、私の背中押してくれたのも先輩。

「しんやせんぱ……うあーん!!!」

『わわわ!大丈夫?も…もしかして……そっか…』

「せのーくん、ありがとうってぇぇ〜」

『え!あっ、そうだったの!?やだ私ったらてっきり振っ……じゃなくて、おめでとう!良かったあ!』

「うん…あり゛がどございま゛す〜」

『ふふ…言ったでしょ?大丈夫だって。よくなまえちゃんの話してたもの』

「う、うそだあ〜」

『ほんとだよ〜』

「で、あの…先輩の方は…ハデス先生…」

『あ゛っ…』

炭と間違われちゃったんだって…
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