※未成年者の飲酒は法律で禁止されています。
※この小説は未成年者の飲酒を推進するものではありません
※この小説での正臣は20超えています。
「臨也さぁん・・・」
ふにゃり、と笑ってむぎゅーと抱きついてきた彼に、さてどうしたものかと臨也は思案した。
「ふぁ、しゅきぃい・・・・」
目を潤ませて頬を赤らめて、呂律の回らない口で愛を紡ぐ。普段の言動からは想像できないその姿に軽い目眩を覚えるがなんとかやり過ごして正臣をじっと見つめる。
「うりゅ?なんれすかぁ?臨也さぁん・・・」
焦点の合わない瞳をゆらして首を傾げた彼の可愛さと言ったら、もう!と身もだえたかったがそれよりも視界の違和感に気を取られてしまう。
「正臣、くん・・・?」
「ふあ・・・あちゅい・・・」
グイッ、と腹部が露出している。ベージュのパーカーは正臣の手によって胸元まで捲り上げられていた。
「・・・誘ってるの?」
「あ・・・ついの・・・」
臨也の言葉に肯定するでも否定するでもなくただ熱いと繰り返しては熱を持った瞳を彷徨わせる。
ドクン、と反応する自身を思考の外に追いやって、このチャンスをどう生かすかだけを考えた。
「ねえ、正臣くん?」
そして閃く。普段絶対にしてくれないことを頼めば良いと。
「?」
「熱いならさ、これに着替えなよ。さすがに裸は良くないでしょ?」
頭がぼぉっとして、考えが纏まらないらしい。それが何かも確めないままコクリと頷いた。
「じゃあ、着替えてきてね?」
「うん、」
ストン、ストンと服を足元に落としていく。
そして上から白いそれをかぶり、むぎゅう、と臨也に抱きついた。
「着替えましたよー?」
コテン、と首をかしげながら褒めて、と言わんばかりのその声に誘われて頭をポンポンすればふにゃりと緩む表情。
「ふふ、可愛い正臣くん。」
額にちゅ、と口付けを落とすと擽ったいと身をよじった。
その際フリルがカサリと動き、臨也の中枢を刺激する。
「ねぇ正臣くん、」
口の乾きを感じながらゆっくりと話しかければトロンとした瞳とかち合った。
「シよっか。」
こくんと縦に動いたその首を愛しく思いながら後ろにあったソファーにゆっくりと押し倒すのだった。
白の誘惑
(正臣くん愛してる!)(・・・くぅ)(って寝てる!?)
やっぱりここはオーソドックスな夢落ちということでw
100618