さぁ、10秒差し上げましょう
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※帝正前提 帝人+臨也
※暴力表現注意
※覚醒帝人(三巻ネタバレ有り)




あぁ



「あれ、臨也さん」

この子は

「臨也さん?」


狂ってる。


「返事がないんですけども」


人畜無害な顔をしているのに


「ねぇ、私が何かしましたか?」



ドスっ


中身はとんでもなく外道だ。


「グッ・・・・・」

腹に一蹴り。思わず胃液が逆流する。
おかしいなぁ、よくシズちゃんの蹴り食らうから慣れてるはずなのに。

「私は何もしてませんよねぇ?」

ドスっ

「ぐはッ」

思わず口から血液があふれる。おかしいなぁ、蹴られて初めて血吐いたや。

「むしろ、貴方が悪いんですよ?」

なんでこうなった。この子はこんな事をする子じゃない。
俺の情報にこんなの入ってない。俺の情報は絶対だ。

「?なに考えてるんですか」

グイッ

髪を鷲掴み顔を上に向けさせる彼。何故俺は

「貴方は正臣を傷つけた。」

「私の大切な恋人をですよ?もうこれはボールペン100本刺しても私の気が済まないの、分かってますよねぇ?」

この子に恐怖している?

「な、んのこと・・・」

思わず声が震える。怖い。どうしよう、俺は初めて人間に対して怖いという感情を抱いている。

「分からずにやっただなんて言わせませんよ、臨也さん。」

「以前言いましたよね、ダラーズは私の組織なのだから好きなように使え、と。」
「別に今それを行使してもいいのですよ?」

「ただ、それは私の良心が痛むのでやめているだけです。」

「それならば君はその良心に背くって言うのかい?」
「えぇ。全ては愛する正臣のためですから。」

すごく純粋な笑顔が俺に向けられるが、その裏に隠されている本音。笑顔が黒い、とはこのことだ。何故だか裏が読めない。


「ほら、私だってあまり手間かけたくないんです。はやく選んでくださいよ。」



「私に殺されるかここから飛び降りるか」





さぁ、10秒差し上げましょう


(後者をお薦めしたいですね。私的には)(貴方ごときの為に手を汚したくない)



覚醒帝人様と臨也の絡みを見たかったのですが見当たらなかったので自給自足してみた結果がこれだよ・・・!
きっと臨也が正臣にやったことを知ったら帝人様はご立腹なされるかとおもったので・・・

ちなみに帝臨はけっこう好きだったりします。

べ、別に帝臨描いたわけじゃないんだからね!←
主食は帝人様×正臣です。


100412



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