※捏造×捏造=カオス
※二人は付き合ってますよ
今日はたまたま早く目が覚めた。
たまたま昨日は早く寝れて
たまたま良い夢を見て
たまたますっきりと起きられた。
だから、いつもより朝御飯をゆっくり食べられたし、いつもより早く準備が出来た。
今日は、何だかついてる。
そう思い、いつもより早く家を出た。
朝早い池袋には普段なら見れない静けさがあって、歩いていて気持ち良い。
鼻歌を歌ってしまいそうだ。
いつもより早いのだから、勿論みんなと自然に会うあの交差点では帝人にも杏里にも会わなかった。
だけど俺は気にしない。だって何だかいつもより調子が良いから。
いつの間にか着いた学校。靴箱で靴を履き替え教室に向かう。
1-Bと書かれた看板の下のドアを開けて中に………
俺は足を止めた。人影が見えたから。逆光で良く見えないが、男子生徒であることは分かった。
その人影がクルリとこちらを向いた。
「正臣」
俺は駆け出した。人影が誰だか分かったから。そして人影の側まで行った。人影はニコニコしながら両手を広げている。
俺は迷わずその中に飛び込んだ。
「帝人ー」
「おはよう、正臣。」
上からふわりと撫でられて何だかくすぐったい。
「おはよう、帝人」
今日は良い日だっ!
朝一番の「おはよう」をキミに
(まさか、学校で抱き締めてくれるなんて)(たまには早起きも良いかな)
デレデレな正臣も可愛いなって思いまして。
帝人と正臣は付き合ってるけどお互いのために回りには秘密の関係。だから外では親友で居なきゃいけない、という暗黙の了解がある、という設定←
100327