痛みの塔
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※甘楽ちゃん注意
※血、微エロ注意

ツツー、と頬から垂れたものが血だと気がついた。

「いっ・・・うう・・・」

ジンジンと傷口が疼く。思いの外深く切れているのかもしれない。
切った張本人はと言えば退屈そうにナイフをペン回しの要領で回している。しかし、正臣の傷口から流れ出る血を見たとき、ニヤリと口角が上がった。

「痛いですかぁ?痛いですよねぇ。だってこんなに血がドクドク出てますもん!」

正臣の隣にちょこんと腰を下ろした彼女は躊躇い無くその傷跡を舌でなぞる。

「ひっ、」

ぺちょぺちょと鳴る音が嫌で思わず声をあげるが甘楽は気にする素振りもなく舐め続けた。

「でもぉ、痛いのに元気になっちゃう正臣くんは本当のドMだと甘楽は思うんですよねー!それか真性の淫乱ちゃんですかぁ?アハハッ」

長く細い指が正臣の性器に触れる。伸ばされ赤いマニュキアの塗られた爪で上下される度彼の腰は小刻みに震えた。

「やめっ・・・甘楽さっ、」

瞳に涙をいっぱい溜め、泣きそうな声を上げながら懇願する正臣は何とも加虐心を擽る。

「いやですぅ!だって正臣くん気持ち良さそうですもん。あ、そう言えば正臣くんはドMなんでしたっけ?じゃあ、」

そう言ってグイッと足をつき出した。

「アタシの足、お舐めなさい。」

「っ!」

顔の前に現れたそれに驚き青ざめれば、小さく甘楽さん、と呟く。

「あー、忘れてた!アタシの事は甘楽さんじゃなくて、女王様、って呼んでくださいね?」

有無を言わせない雰囲気を醸し出す彼女に再びビクリと跳ねる肩。そして俯き屈辱にまみれた顔を隠しながら呟いた。

「じょ、おさま・・・」

「なんですか、正臣くん。早くお舐めなさい。」

「は、い・・・」

恐る恐る舌を伸ばしペチャリ、と彼女の指を舐める。

「いい子ですね・・・」

さらさらとした髪を指で鋤いてやれば正臣はゆっくりと目を閉じた。

「んん、ん・・・」

「奥までくわえ込んで下さいよぉ?そう、例えるならばフェラチオのように。」

「んふ、んああ、あ」

ジュブジュブと抜き差しを始めたところで正臣が腰を振り始めた。少なくとも今の状況に興奮を覚えているようである。

「やだぁ、正臣くんったら、腰振っちゃってー、そんなにここに欲しいのかしらぁ?」

上から被さるように後孔に指を沿わせば心待にしていたと言わんばかりにヒクつかせた。

「んんん、んっああ!」

プツン、と濡らしもせずに一本指を差し込めば違和感に足から口を離してしまい、大声をあげる。

「正臣くん、ダメじゃないですかぁ出しちゃ。アタシ、出して良いなんて言ってませんよ?これはお仕置き、ですね。」

ニッコリと笑いながら指を乱暴に引き抜く。そしてろくに慣らされてもいないソコに何かが宛がわれた。
無機質なそれが先刻まで彼女が手に持っていた物だと気がつくまでにさほど時間がかかるわけもなく。

「い、や、やめっ!」

「はーい、入れますよぉ?せーの!」

「いやぁあああああ!」

面白いほど簡単にそのナイフを飲み込んだソコは伸縮し、自らの身体を傷つけていく。

「凄く綺麗です・・・」

うっとりとする彼女。
正臣はといえば、孔から熱い液体が流れるのを感じながら意識を手放したのだった。










痛みの塔

(あれ?あまりの痛みに失神しちゃいましたぁ?)(あ、でも一回イったんですねっ!正臣くんのドMさん!)





甘楽ちゃんのイメージソングは某アリカ様の【跪/い/て/足/を/お/嘗/め】です。そしてコレもそれをイメージしながら書いたのですが見事に玉砕しました。








100810



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