※帝人様の発言が H・I・W・A・I ☆
「ねえ正臣。」
「ん?なんだ?」
上に居る正臣の顔を見上げれば疑問がある事が不思議だ、という表情が見える。
「この体勢はなに?」
「んー、押し倒してる?」
「何で?」
正臣の返答に眉根を寄せる帝人。不可解であるという気持ちがグイグイと表に出しながら正臣を見つめればきょとんとした目で口を開く。
「え、だって俺の誕生日にヤろって・・・!」
「うん。それは覚えてたけど、何で僕が押し倒されてるの」
「いやだって身長差的には俺の方が大っきいしー、俺の方が声低いし?」
「関係ないよね、それ。」
「いやいや、結構大切だぞ?」
その言葉と共にぐ、と肩を押されたので仕返し、というようにす、と太ももを撫でてやった。
「ひあ!?」
そうすればやはりというか、とても可愛らしい声で啼く正臣に気を良くした帝人はにっこり笑って紡ぐ。
「なーんだ。こんな体勢だしてっきり正臣が騎乗位してくれるのかと。」
彼の言う通り帝人の骨盤の上に座り込み、両手を肩に置いている姿はその体勢に酷く似ており、卑猥な事を考えざるを得ない。
「っ、おま、純粋そうな顔してなんちゅう事を・・・」
少し顔を赤らめながらそう呟く正臣は可愛くてやはり太ももを撫でればギュ、と太ももで挟まれた。小刻みに震えているその太ももが愛しくて仕方が無い。
「あは、太ももビクッてしちゃって可愛いね。」
「うううううるさい!」
その事を指摘してやれば更に大げさに震える。うさぎみたい、と思う反面犯してやりたい、泣き顔が見たい、という新たな願望が生まれて内心苦笑する。
「でもさ、最初から騎乗位って大変そうだから、」
「うえ?」
グイッと肩をひき、クルリ、と体勢を入れ替え、いとも簡単に組み敷くことが出来た事に少し驚きながら肩を押さえる。
「やっぱり正常位だよね。ってことでヤッても良い?」
「ヤッてもって・・・俺がもしかして女側?」
「勿論。」
ついでに笑顔をつけてやればサアァァと血の気が引いた正臣。
「む、無理だって・・・!だいたい良い事無いぞ?声低いし、何かむさ苦しいし!」
「大丈夫。声が低いって言っても気持ちよくなったら高い声出るでしょ?それに、正臣はどんな女の子よりも可愛いからむさ苦しくはならない。」
この言葉に暫く口をぱくぱくし、それから真っ赤になり、顔を背ける正臣がどうしても可愛くて愛しくて食べたくて。
「と、言うわけで頂きます。」
「っ、やっぱりやだ!」
しかし往生際の悪い正臣に拒まれてしまう。
「やだを却下。」
「その却下を却下!」
「だって正臣感度良いし、」
「良くないっ!」
「本当に?」
試しに首筋を舐めてやり、同時に腰をさすればビクビクと飛び跳ねんばかりに震える身体。
「あっふああ・・・あ、いや、今のは違くって!」
「ほら、気持ちよかったんでしょ?」
「良くない!」
「嘘?嘘は良くないよ。」
そんなにわがまま言うと騎乗位させるよ?と言えば、す、と静かになる。ご褒美、と正臣の頭を撫でてやれば目を細める彼がとにかく可愛くて。やっぱり抑えきれなくなったらしい。
「と、いうわけで僕が上で良いよね。」
言葉と共に静かに口付ければ、何秒か見つめあった後ふい、と反らし、
「気持ち良くしなかったら怒るからな。」
と呟いて目をギュッと瞑る。
「勿論。満足させてあげるよ」
そんな正臣の顔中にキスを落としながら言えば小声でバカ、と言われてしまった。
だって仕方がないじゃない
(君バカなのは小学生から。)(今さら変わるわけもない)
「自分が攻めだとばかり思ってた正臣が帝人にやられちゃう話」というわけで、帝人様に徹底的にへんた・・・卑猥な言葉を言わせてみました。
因みにこれ本番どころか前戯もないのでマークなしにしました。不快な気分になられた方すいません。
では、おみ様、正誕リクエストご協力ありがとうございました!
100711