※帝人様がただの鬼畜
「いっ、つあああっ!」
「そう?凄く気持ち良さそうだけど?」
手を動かせばカシャンと金属の擦れ合う音。
かといって足を動かすことも出来ない。足首が太ももにくっつくぐらい折り曲げられ、紐で結ばれている。そのため強制的にM字開脚となっており、何もつけていない秘部がさらけ出されていた。
「ふあっあっ、とめ、おねがっ・・・っあ!」
「だーめ。」
「ひあああああっ!」
カチッとスイッチが切り替えられ、後孔に埋め込まれたバイブの振動が激しくなる。その急激な変化にギリギリまで高められていた正臣は呆気なく欲望を吐き出した。
ビクビクと太ももが痙攣し、欲望は綺麗なアーチを描いて足元へと落ちる。
「あ、ああっああああ」
達したばかりの身体には未だ動き続けているバイブの振動は強すぎる。
「ひあああっああああああ!」
ビュクビュクと白濁を吐き続けているそこは立ち上がったまま涎を垂らしていた。
「ふふふ、イキッぱなし?」
「ああああ、ああああ」
次から次へと押し寄せてくる快感に正臣の視線は既に焦点を定めていない。
少し面白くなくなって、帝人はスイッチを切った。
「あっ・・・」
「ねえ正臣・・・」
いつの間にか手にしていたボールペンでとん、と先端をつつく。クルリとその場で回し、そのまま持ち上げれば、ツツー、と銀色の糸を引いた。
「っん・・・ん、」
決定的な刺激がないままそんなことをされては、無理矢理高められた身体が、腰が揺れるのは仕方の無いことで。
「ふふふ、腰振っちゃってかわいい正臣。そんなに気持ち良くなりたい?」
ゆっくりと腰を撫でてやればビクリと跳ねる身体。ヒクつく後孔。
そんな正臣に帝人は普段通りの笑顔で非日常的な事を言う。
「ここ、弄ると凄く気持ち良いらしいよ」
再びとん、とボールペンが置かれたのはやはり先端。詳しく言えば尿道の上。
「ね、入れてみよっか。」
「っ!?い、いやっ!」
その言葉に思いっきり青ざめる彼にやはり笑顔な幼馴染みは言う。
「僕、正臣の嫌って言うときの表情と声、ゾクゾクするんだよね。」
「ひっ・・・!」
「あと、痛いって言ったときから快楽に変わる瞬間のあの顔もそそられるかな。」
喉の奥をひきつらせる彼にさらに追い討ちをかけ、そして。
「いっあああああああ!」
「あは、流石正臣。拡張せずにボールペン飲み込んじゃうなんてね。」
「ああっあ、ああああ」
易々と侵入してきたそれは正臣をダイレクトに刺激する。その時の悲鳴にも似たその声は帝人を興奮させるには十分な物であった。
一方正臣はと言えば目を向いて拓かれる痛みに意識を失いそうである。太股は震え、脂汗が滲み出るなか、中心だけは勢いを失わずに元気なままであった。
「ふふ、やっぱり痛いのが好きなんだ。」
息絶え絶えな正臣はそれでも大きく頭を振って否定するも、帝人には関係ない。
「可愛い正臣。」
「ひいっあ!あぁああぁぁぁあああ!」
何の予告もなく、中に入り込んだボールペンを上下に動かし始めた。
バチッ、バチッ、と白い何かが目の奥で弾けるのを正臣は感じる。逆流する欲望が気持ち悪いはずなのに萎える事の無い淫美な身体に帝人は何度か目の笑みを浮かべた。
「好き。」
「あ、ふああっあ、あああ」
出し入れを繰り返されるたびに大げさに跳ねる太ももを酷く愛おしく思いながらやはり愛を繰り返す。
「大好き。愛してるよ。もう、誰にも正臣を見せたくないから、」
「あああ、も、あああっ!」
「二人だけの世界へ行こうか。」
「ひぁぁぁあああぁあぁああぁぁあああ!」
帝人が吐き出したその声は己の与えた刺激による嬌声によってかき消され、そのまま誰に聞かれる事も無くすうっ、と溶けていく。
そして、そのあまりの衝撃にくたりと力を失い失神した正臣の額にキスを落した。
「愛してるよ、誰よりも」
その言葉に反応するかのように正臣のまぶたがピクリと動いた。
愛の塊
(痛みはやがて快楽に)(快楽はいつか愛へと変わるだろう。)
あああああ!
鬼畜好きなのに・・・
鬼畜になり切れてない感がすごく惜しいですねorz
では、正誕リクエストご協力ありがとうございました!
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